韓国から日本に一時帰国 〜いざ帰国編〜

※以下2021年11月時点の情報ですのでご注意ください。現在の状況については厚労省・外務省・日本大使館総領事館等のHPを必ず確認、不確実な点は直接確認必須です。

 

 

息子を連れて母子2人での一時帰国。

こうして2人で帰国するのは生後数ヶ月の時以来2回目でした。

私の祖母や両親が元気なうちは、子どもとたくさん会って欲しいと思っているので、家族全員がワクチン接種を済ませ、感染者が減ったタイミングで今回満を辞して帰国を決めました。

海外生活をしていると、年に数回帰るというのを考えてもあと何回会えるのかな、とか思ったりします。

 

日本に帰ってきて1ヶ月も経たないうちに、オミクロンの登場、韓国内の感染者急増で、正直複雑な気持ちはありますが;;

入国前、入国後、隔離解除前に全て陰性を確認できているので、細々と久しぶりの実家・故郷を味わって行こうと思います。

帰国前は、自分がウイルスを持ち込んだらどうしよう、とかいろいろ不安だったのですが、検査を何度もして確認できて、むしろ安心して家族に会えました。

そこは良かったかな。

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、本題に。

まず厚労省HPにある準備物(※2021.11月時点)を確認。

○入国前72時間以内のPCR検査陰性証明書

○誓約書

○アプリが利用可能なスマートフォン

 

 

韓国でのPCR検査については、前記事〜準備編〜に詳しく書いています。

日曜日出発だったため、金曜日の午後に検査、同日中の夜にSMSで結果が届き、検査翌日の土曜日に陰性の検査証明書を受け取りました。

海外出国のための英文証明書が発行可能かは要確認です。

 

 

 

誓約書について。

入国後の自主隔離、アプリでの健康情報の報告、位置情報の共有等への同意を求める内容のもの。

あらかじめ印刷、記入し持参しましたが、仁川空港でチェックインの際、航空会社のカウンターで配布されました。

また、厚労省HPにはなかった健康情報等を記入する用紙があり、日本到着後、提出を求められてから気付いて急いで記入しました。

空港カウンターでもらう誓約書と一緒になっているので、忘れずに機内で記入しておきましょう。

 

 

 

スマートフォンの携行について。

数ヶ月滞在予定であったので、日本でSIMカードをレンタルしようと考えていたのですが、日本到着後すぐに使えること、ホテル待機になる可能性も考えて3日間だけ海外ローミングをしておきました。

渡航の前日に電話で手続きしましたが、土日でも対応していただけました。

日付を指定して、期間を伝えると、その期間中は自動でローミングが使えるようになりました。(ちなみに通信社はSKTです)

最初データ通信をONにしても繋がらなくて焦りましたが、設定のローミングがOFFになっていたのが原因でした。通信オプションでローミングONにして無事繋がりました。

 

空港にもWi-Fiもちろんありますが、何か確認を求められた場合すぐに対応できるようにしたかったのと、成田から少し移動が必要だったために念の為。

コロナ禍の状況でなければ、ポケットWi-Fiを自宅受取でネット注文なり空港で借りるなりしていたんですが、今回は無事入国できることが第一でした。

 

 

 

そして気になる空港の状況について。

私が利用したのは仁川国際空港成田国際空港の便。

航空会社はZipair。初めて利用しましたが、日本航空の系列みたいですね。

 

まず空港に着く以前に駐車場の入口の時点から[空]の文字が見えて、閑散としているのが分かりました。

空港内も人はまばらで、チェックイン時間のカウンター付近以外はほとんど人がいない状態でした。

 

チェックインの際に、コロナPCR検査の陰性証明書を提示、航空社側でコピーを取って返却されました。

 

必要書類等何度も確認して、万全の状態はずでした…が。問題発生;;

 

「再入国許可証はありますか?」

 

⇒2020年6月から、韓国は長期在留外国人に対する再入国許可免除の措置を停止しています。

 

外国人が再入国許可なしに韓国を出国した場合、外国人登録証没収となるのだそうです。完全に知りませんでした。焦りました。

 

カウンターの方に教えていただき、空港内に発行できる場所があるとのことで、即行ダッシュ。この時間前には必ず戻ってきてください〜急いで〜と言われて、嫌がる息子を強制的に抱き抱えて走りました;;

 

場所は確かHカウンターの奥辺りだったような気がします、うろ覚えです。(第1ターミナル)

即手続きしてもらえたので、申請書、理由書等の書類にささっと記入して10分ほどで発行していただけました。

パスポートの出入国スタンプが押されるページに、再入国許可のステッカーが貼られます。

発行費用は3万ウォンだったかな?本当に焦ってドタバタしていて記憶が確かでないです;;

 

とにかく本来であれば事前にハイコリアで申請しなければいけないものなので、これから帰国される方は、ご注意ください。

今回のように万が一があるので、外国人登録証は必携ですね。

 

ハプニングがありましたが、無事時間までにチェックインを終えて手荷物・身体検査、そして出国審査。

再入国許可証がない場合、出国審査時に外国人登録証を回収されるみたいです。審査官のデスクの上に、回収されたものが何枚か積んであるのが見えました。

 

免税店はハイブランド系は営業していたと思いますが、連絡列車で移動後、搭乗ゲート付近の飲食店は全て営業休止中でした。飲料水とお菓子や簡単なお土産が売られた小さいお店が一つ営業しているところがありました。

 

飛行機は定時通り運航し、無事日本に到着。

 

 

 

飛行機から降りるなり

→提出書類の確認

PCR検査

→アプリのインストール確認・操作確認

→検査結果待ち

PCR陰性の証明書を持ってようやく入国審査、受託荷物受取、税関申告を通ってやっと出口です。

飛行機を降りてから出口まで、2時間弱。その間に電話で連絡をとる必要がある場合には、ローミングしておくのが安心ですね。

 

 

 

飛行機を降りるや否や、パイプ椅子が並べられていて、前から順番に座り検査を待ちます。

待っている間に、提出書類の確認をされます。

 

また、[検査のため検査前30分飲食禁止]というような貼り紙がされています。

飛行機を降りる前に、水分補給等済ませておいた方が良いです。

 

PCR検査は、基本的に唾液検査でした。

唾液検査が難しい人は、鼻咽頭ぬぐいの検査にしてもらえますが、少しだけ待ちます。その分、結果が出るのも少しだけ遅くなります。

うちは息子が鼻の方で検査していただけました。

係の方が、息子ちゃんは鼻の検査かな〜っと案内してくれました。

 

唾液検査は、一人ずつ渡される検査キットの試験管のようなところに、記されたラインまで唾液を溜めるもの。

パーテーションで区切られており、梅干しとレモンの写真が貼られているので、それを見ながらラインまで溜まったら係の方に渡します。

初めてでしたが、写真を見つめているだけで不思議と湧いてくるのがなんだか面白かったです。

 

あと、PCR検査の前にワクチン接種証明書があれば提示して、隔離短縮等の説明を受けます。

証明書は持参していないが2回接種済み、とお伝えすると、何か証明できるものがありますか?と聞かれたので、COOV(韓国でバーコード認証する時に使用しているワクチン接種証明のアプリ)を提示したのですが、本人の名前が確認できないので使えないと言われました。

隔離短縮を希望していないのであれば必要ではないとのことでした。

 

 

 

 

アプリについては、出国前日にインストール・登録まで済ませておきました。

操作確認の際に、係の方が位置情報の設定等してくださるので、他言語に設定している場合はあらかじめスマートフォンの言語設定を日本語に変更しておくと、よりスムーズにいくと思います。

 

 

 

飛行機を降りてから出口に出られるまで約2時間弱。書類の提出・確認等で流れるように時間が過ぎるので、待ち時間はほとんどなかったように思います。

唯一、最後の最後で検査結果待ちのため、15〜20分待ったくらいでした。

 

到着後は、他の便の利用者と顔を合わせる状況にはならないので、同じ便に感染者がいない限りは、あまり不安に思いすぎなくてもいいのかなと思いました。

帰国後は自分が帰国者であること、感染の可能性があることを自覚して、自己隔離を全うするのみ。

 

そして義務ではない?ようですが、隔離後に同居以外の親族・友人と会う機会があったため、自己隔離解除前に自宅で検査をし無事陰性を確認、今に至ります。

 

これから帰国する誰かの役に立てばいいな、と思い書いてみました。

 

では、アンニョーン(^O^)